『予算委員会を振り返る』(2008/3/2)
■白紙になった議長斡旋
予算委員会の戦いは終わりました。この一ヶ月間、議論された課題は、いずれも重要なものばかりです。
最大のテーマである道路問題では、つなぎ法案、根拠不明の59兆円の中期計画、あいまいな需要予測、そして道路関連の天下り・・・。卓球ラケット、アロマセラピー、ミュージカルまで登場しました。年金、医療はしばしば登場し、途中で餃子に「あたご」が浮上しました。
民主党が最後まで重視したのはDNA(道路、年金、あたご)。中でも道路の中期計画の59兆円の根拠は最後の最後に出てきました。議長斡旋の「徹底審議」には到底及びません。
■暫定税率の行方
議長斡旋が反故にされた以上、与野党の激突は避けられません。衆参で結論が異なった場合、勝負を分けるのが、世論の動向です。
世論喚起も、予算委員会を終えた我々の役割です。民主党は署名集めを始めましたので、ご協力いただける方は是非ともご連絡ください。
■予算委員会の醍醐味
朝9時から夕方の5時まで。月曜から金曜まで第一委員室に張り付く予算委員は、座っているだけで重労働です。数に勝る自民党は、次から次へと席を代わるのですが、民主党はそうはいきません。身体的にはきつい予算委員ですが、質疑に立つ醍醐味は格別です。
指名した大臣は最優先で予算委員会に出席します。それだけに様々な問題で有意義な質疑が可能となるのですが、国会の帰趨を決するだけに間抜けの質問をすることは許されません。
国会の記者は基本的に予算委員会からは目を離していませんので、メディアの扱いも突出しています。「メディアにでたから偉い」というわけではありませんが、質問する者にとっては励みにはなります。
■岡田采配
今回の民主党の戦略は明確でした。岡田筆頭理事の几帳面な性格を反映し、我々若手議員には役割が割り当てられました。多くの問題で政府に勝ったのは、個別撃破がうまくいったからです。私としては、もうひと波乱欲しかったという思いは残りますが、論理で勝負した民主党の岡田監督の采配は、お見事でした。
私の役割は、農業、餃子、道路の天下り、そして「あたご」でした。興に乗ると突っ走る私の場合、議題が偏った場面もありましたが、そこを前原理事と松本理事補には、フォローしてもらいました。代表と政調会長まで経験した二人が裏方をしていることが、今の民主党の強みかも知れません。
■次への課題
質問回数5回。質問時間は延べ5時間弱。本当に多くのチャンスを戴きました。胸を張れるのは、バッターボックスに立つ以上、例え内野ゴロでも塁に出ようと全力を尽くしたことです。
最後の「あたご」の質問は不本意なものに終わりました。石破大臣との個人的な関係もありましたが、それ以上に、自らの力で問題を解決し、その後大臣を辞す覚悟を決めていた石破大臣の気迫に押されました。
やはり、国会での発言は、腹の据わったものでなければなりません。課題が残ったことを含め、得難い経験でした。
本格論戦で勝負できる政治家を目指し、今後も精進して参ります。
◎細野豪志の「両忘記」(りょうぼうき)
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